JACK KNIGHT TWINCAM RACING
2005年仕様

日欧貿易さんからJACK KNIGHTからホースパワーにブランド
変更に伴い全塗装するとのこと。
それでエンジンもオーバーホールすることになりました。
このエンジンは約12年前組まれてから一度クランクが折れて換えただけなので、かなり損傷がありましたね、
ピストンオメガ73,5フォージドでしたが、熱で収縮して使えないことが判明
ただ、ロングストローク(86mm)専用のピストンの為、ピンハイトが短く、
日本、UKにも物が無く日欧貿易さんにあった鋳造ピストンを加工することに、
クランク、コンロッド、フライホイール等は損傷無く、再利用し、フルバランスをとり終了。
クランクプーリーは、ベルトドライブに変更するため(後に重大な問題をおこすことに)交換。

ヘッドもかなりくたびれていたのと、元々このヘッドはイギリスのテスト走行中に、ブローした為急遽載せたヘッドの為結構荒い作りでした。
ポート研磨修正、燃焼室加工、タペットシム焼入れ等して組みました。
バルブ、スプリング、ステム、ヘッドボルトは交換。


JKD仕様では、点火システムはルーカス製フルトラを使い、
進角のみコンピューターで制御するしくみでしたが、7000RPM
超えるとミスファイヤーがあり、BCさんのダイレクトイグニッションシステムに変更しました、このシステムなら同時点火にできるのと、結構細かい設定が出来よかっとおもいます。
フルコンにすれば制御はもっと細かくできますが、WEBER45DCOEを使っているので、十分な効果がえられました。
ちなみに、
WEBER45×2
I/J 55F11
E/T F16
M/J 160
A/J 200
O/V 40
アイドリング1100RPM 点火時期 12’
フル進角  33’
若干現場で変更してましたが、基本セッティングはこんなかんじでした。


JACK KNIGHT ヘッドはかなりコンパクトに作られた為、ヘッドに溜まったオイルが落ちないトラブルが多いように思います、ブローバイガスもヘッドに残る傾向があります,その為ヘッドからブロックにバイパスホース等つけて、対策していますが、やりすぎるとカムシャフトの焼きつきを起こす原因になります。JKDはカムベアリングが無く、アルミ製のカムキャリアに直接取り付ける為ある程度オイル量がないと無理があります。
後、カムを止めるボルトのねじやまが弱い為、ヘリサート加工等が必要に思いましたね。
KADヘッドはプロトタイプしか見たことがないのですが、ヘッドのサイズはこの辺に違いがありそうに思います。
JKDはフルスペックでも、8500RPMが限界でしょう。
レース中でも8000RPMまわすことは、ほとんど無かったですけど、KADでは10000RPMまわるそうですよ。
MINI JACKで、和歌山のインフィニティさんのモンスターにはTIサーキットの直線で離れていった記憶があります。




ミッションもオーバーホールをすること。
JKD5SPEEDと6SPEEDはかなり大きな違いがあります。
個人的には、5SPEED DOG はかなり完成されたミッションですね。
6SPEEDはベルレバーの厚みが薄くレース中にシフトミスがでやすく、扱いにくかったですね、特に3速から2速のシフトダウンでは、4速に入りやすく疲れましたね。
JKDレーシングでは、当時のファイナル4,6で6速8000RPM仕様でした
が、エンジンバランスも変わり乗りにくいので、6速は封印して5速8000RPM仕様にファイナル3,9に変更させてもらいました。
ちなみに、4,0よりローギアのファイナルは100PS以上では、もたないようですよ。
ワイズガレージのレーシングカーでも2回割れました


そして車は完成してジャパンミニディIN筑波に遠征しました。
エンジンはいきなり本番ですが調子いいのですが、筑波は初めてのサーキットの為ギア比まったくあわず、それどころかリアタイヤがリアフレームと
干渉するというトラブル、これはスペアホイールのオフセット違いにきずかなかったミスでした。何とかスペーサーで対策して決勝グリッドにならびスタート、トップで一周目はいけましたが、2週目のヘアピンでホイールごとずれてリタイヤ。最初は後ろからヒットされたと思いましたが、スピンしてる時ホイールだけ転がってるのを見て納得しました、かなり怖かった記憶がありますが、今は笑い話です。




MINI JACK に参戦
筑波でのトラブルも解消して、前日から練習走行をするほどの意気込み
その前日にトラブル発生、
ウォーターポンプをまわすベルトが3周走ったら切れてしまうトラブル発生。
部品は当日くる日欧貿易さんのメカニックにもってきてもらったが、ベルトがきれて、オーバーヒートの為ガスケット交換。
ヘッドをばらし終わってる時になんと、お客さんがタペットシムをばらばらに、JKDヘッドは専用工具がないとシム調整できないので、仕方なくクリアランスはバルブとカムが焼きつかないようにシムを削って広く取ることにしました。
一応不安ながら組みあがりエンジン始動、意外と調子よさそうにまわっています。
そして当日いよいよ予選が始まりましたが、集中豪雨のような雨。
JKDレーシングカーレインタイヤは12年以上前のAVONタイヤで、
室内は曇りまくるわ、もう最悪な状態で終了。
予選順位はたしか  5番グリッドでした。
そして決勝は、雨もやんでドライに、
結局エンジンの状態わからないまま決勝をはしることになりました。
そしてスタート、
スタートで2台抜いて、Wヘアピンで1台抜いて2位まであがったのですが、3周目ぐらいからやはり7500RPM以上回らないし、水温,油温があがりはじめ、シフトチェンジも苦しくなり5週目からは5000RPMシフトでもやばそうな感じでしたが、レースが7周で終わりなんとか、2位でゴール。
しかしチェッカーフラッグ後4コーナーでエンジンストールで2度とかかりません、ピットまで牽引されて帰ることに、もう1周レースがあればリタイアになっていたでしょうね。


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